特定小電力無線電話送信装置『XE−990S』と戸別受信機『XE−971』とで通信システムを構築し、
独自の制御方式であるDACSを用いることにより、下記の利点が発揮されます。
1.妨害の軽減
同一周波数を使用した他局からの電波を識別し、目的外の受信を排除することが出来ます。
2.強制受信(統制放送)
戸別受信機の電源がOFFになっている状態でも、送信側により統制放送のスイッチをONにすると戸別受信機の電源を強制的にONにし、放送を行うことが出来るので、災害等の緊急時に聞き逃すことがありません。放送が終了すると戸別受信機は、直前の状態に戻ります。
3.グループ設定(選択放送)
最大24のグループに分割することが出来ます。
送信側により、全選択とグループ1〜24を選択できるスイッチがあり、グループ設定された戸別受信機に対して放送を行うことが出来ます。
4.マイクリミッタ
マイクに過大な音声が入力されると音声信号が歪み、戸別受信機側で聞きづらくなります。
これを防止するため、一定の音量以上の信号がマイク入力された時に自動的にレベルを下げ、歪みを防止することが出来ます。
5.停電時自動電源切替
バッテリーの端子に12Vの鉛蓄電池を接続することにより、停電時に自動的に切替を行い、運用することが出来ます。
通常は商用電源よりトリクル充電を行います。
6.タイマー放送(※LINE2,LINE2PTT利用時)
予め記録された固定のメロディを毎日1回、設定された時刻に自動送信を行います。
日々システムの点検としても活用出来ます。
なお、タイマー放送動作中は、マイクおよびライン入力からの信号はミュートされます。
7.チャイム音
放送を行う際、送信スイッチをONにしてから行います。
送信開始時に上りチャイム、放送終了時に下りチャイムが自動的に放送され、そのチャイム音は操作卓内部のスピーカーによりモニター出来ます。
なお、チャイム鳴動中はマイクの信号はミュートされます。
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